こんにちは
StockSun株式会社の株本祐己です。
本日は、
「新卒で就職するなら大手?ベンチャー?」
論争を、私の体験談をもとに決着をつけようと思います。
私は早稲田大学を卒業した後、社員5名のベンチャー企業に就職しました。
そして大手コンサルティングファームに転職し、今は独立してWEBのコンサル業をしています。
現在27歳。年収は着地で7000万円前後。(粗利益)
ベンチャー企業も大手企業も経験した私が新卒就職でオススメするのは、、、
ずばり、
『ベンチャー企業』
です。
何故、そう思うのか。
まず大前提として、これからの時代、求められる能力は
『個で稼ぐ力』
です。
『個で稼ぐ力』とは、つまりは会社に依存しなくても稼げる力。
独立しても稼げる力です。
アメリカでは労働人口の3分の1が、フリーランス(個人事業主含む)と言われております。
日本でもいわゆる古くからの「正社員労働」よりも、「パラレルワーク」が推進され始めています。
ホリエモン著の『多動力』大ヒット、大企業の副業解禁、リモート・在宅ワークの推進などが象徴するように、
今まで当たり前とされていた終身雇用前提の大企業就職神話が崩壊し
複数の収益柱を持ちながら会社に依存しない働き方が広がりつつあります。
その『個で稼ぐ力』を最も手っ取り早く取得できるキャリアは
『新卒でベンチャー企業に就職すること』
なんです。
実際に私の知り合いで、新卒でベンチャー企業に就職した人の多くが20代で独立し、全員、『個』でかなりの金額稼いでいます。
例外はほぼありません。
しかし、なぜベンチャー企業に就職すると、個で稼ぐ力が身につくのでしょうか。
大企業と比較して理由をまとめました。
- 1.売上/利益を作ることに対してのマインドが強くなる
- 2.社長の知り合いが増える
- 3.稼ぎ方がわかる
- 4.厳しい環境(商品力)で戦わざるを得ない
- 5.裁量権がある
- 6.安定する
- ベンチャーを推す一番の理由
1.売上/利益を作ることに対してのマインドが強くなる
ベンチャー企業では当然ながら、会社の売上/利益に対して非常に敏感にならなければいけません。
自分の存在が赤字なのか黒字なのか、すぐにわかります。
会社が儲かっているのか、傾いているのかもすぐにわかります。
それは数字上だけではなく、社内のピリつきや、会社の催し物一つとってもリアルに感じる事が出来ます。
そんな状態で日々、仕事をしているわけですから、『利益を生まない仕事』はなるべく後回しにしがちです。
例えば、大企業だと
『いかに提案資料を綺麗に作るか』
が評価されたりしますが、
ベンチャー企業だと
『いかに提案資料に時間をかけずに効率よく売上/利益を作れるか』
が評価されます。
売上/利益を作れるならドキュメンテーション力なんて必要ないんです。
資料を綺麗に作っても売上/利益は作れません。
ベンチャー企業では毎日
『明日の売上をどう作ろうか』
を考えながら働くんです。
この売上/利益 至上主義のマインドが『個で稼ぐ力』として活きるわけです。
2.社長の知り合いが増える
大企業で働いていると、いわゆる社長業の方と仕事をする機会はなかなかありません。
一方でベンチャー企業の場合は、与信の問題等で大企業と取引することが難しく、取引先は中小企業に偏りがちです。
中小企業は社長が現場に出ることが多く、実際の取引や仕事を社長業の方とする事も多いです。
しかし、中小企業とはいえ社長は社長です。決裁権も持っていますし、大手企業の部長や役員よりお金を持っている人ばかりです。
オーナー社長の場合は、大企業の社長より役員報酬が高いことはザラです。
さらに、往々にしてそのような社長達はビジネス戦闘力が高く、求める仕事のレベルも高いです。
そのような人たちに囲まれている環境で働くと、次第と『決裁権者(社長)』の知り合いが増え、ビジネス戦闘力も上がり、売上/利益をすぐに作れる環境が整っていきます。
私は、ベンチャー企業時代に少なく見積もっても30人以上は社長の知り合いが出来ました。
決裁権者が近くにいる事は、『個で稼ぐ力』に直結します。
自分が何かを売りたい、企画したい、というときに、決裁権者に電話を一本かけるだけで受注が出来るような状況は、ビジネスをするうえでは非常にアドバンテージがあります。
この状況は大企業で作ることは難しく、ベンチャー企業に勤めると得られるメリットと言えます。
3.稼ぎ方がわかる
私は、運が良かったこともありますが、24歳の時の年収が800万円ほどありました。
ベンチャー企業は、大手企業以上に『人材のパフォーマンス』に業績が左右されます。
『活躍する人材は給料を釣り上げてでも流出を阻止しなければいけない』
という方針のベンチャー企業は多いです。
さらに、ベンチャー企業の給与体系はシステマチックにできません。
来期の事業計画をゆっくり立てる余裕もありませんし、常に人員の数や業務内容がコロコロ変わる状況で、評価指標を固めることは不可能です。
ほとんどの企業が給料は社長の一存で決まります。
しかしこれは、リスクでもありチャンスでもあります。
大企業でこつこつ給料を少しづつあげるより、ベンチャー企業で自分を社長に高く売りぬくことの方がよっぽど難易度は低いかと思います。
『社長!自分は〇〇円の利益を会社に貢献しているんだから、給料は〇〇円もらってもいいはずだ!!』
という、交渉もしやすいです。
作った利益と自分の給料のバランス感覚が研ぎ澄まされます。
この、バランス感覚こそが、『個で稼ぐ能力』に直結します。
自分の給料がなぜ上がっているのかがわかりにくい大企業だと身につかない能力です。
4.厳しい環境(商品力)で戦わざるを得ない
ベンチャー企業で販売している商品と、大企業で販売している商品を比べると、基本的に商品力は圧倒的に大企業の方が強いです。
これは、リソースや予算の問題上、仕方ありません。
しかし、この状況でいかに売上/利益を作れるか、を考えて実行することは、『個で稼ぐ力』を伸ばします。
良い商品は売れる事が当たり前です。
『いかに売れる商品を低予算で作っていくか』
『いかに低予算で作った商品を売っていくか』
を考えぬく経験が、個で稼ぐ力を培うのです。
そして、ベンチャー企業は大手企業と違って商材は固定されていません。
売れるものはなんでも売ります。
ものを売るということに貪欲になります。
それは無形商材だろうが有形商材だろうが関係ありません。
その貪欲さもまた、個で稼ぐ力を伸ばします。
5.裁量権がある
ただ実はこれ、若干ニュアンスが違います。
正確に言うと、ベンチャー企業は、上司が部下の面倒を見る暇がないから、部下は勝手に動くしかないんです。
丁寧に教えてる暇もなければ、稟議書をゆっくり読む暇もありません。
そもそも稟議なんて存在しない企業も多々あります。
管理職も基本的にはプレイングマネージャーになることが多いので大忙しです。
裁量権なのか、放置プレーなのかわかりませんが、ベンチャーの社員は、自己判断のもと、案件を受注して、自分の人脈やリソースをフル活用して納品する、という働き方をします。
半分個人事業主的な動き方を求められます。
この働き方は、『個で稼ぐ力』に直結します。
6.安定する
大企業で働くことが安定だと考える人が多いですが、私は全く反対の意見です。
大企業でビジネス戦闘力や『個で稼ぐ力』が身につかないまま中高年になって、突然『リストラ』、『転勤』、『子会社出向』、『左遷』等を言い渡されたら、なすすべもありません。
さすがに『リストラ』はレアケースだと思いますが、不本意な『転勤』なんてよくある話です。
しかし、ベンチャーで力をつけておけば、転職はもちろん、独立も視野に入れて働くことができるため、
『会社に雇用されている』
という感覚ではなく
『会社に属している』
という感覚になります。
微妙な違いですが、実際はとても大きな違いです。
働くときのスタンスが変わります。
自分の会社が合わなかったら別のところに行けば良い。
そう思いながら働けると、心にゆとりが出ます。
そして基礎能力が備わっていれば、どこにいっても苦労せず実力を発揮できるようになります。
ベンチャーを推す一番の理由
色々理由を書き連ねましたが、なぜ私がここまでベンチャー企業を推すかというと
今、私がとても幸せだから
なんですね。
かなり抽象的な表現かもしれませんが、
ベンチャー企業で得たものが、私の人生を非常に豊かにしていて、私を幸せにしています。
ぜひ私と同じ体験を読者の方にしてほしいな、と思いこの文章を書いています。
もちろん他にも理由は多々ありますが、ベンチャー企業の良い点悪い点についてもっと詳しく知りたい方は、
この記事にコメントするか、直接私までご連絡ください。
株本
y.kabumoto@stock-sun.com
それでは今日はここらへんで
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