ベンチャー企業/起業/WEBコンサルティング

StockSun株式会社の代表ブログ

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社員0人経営が辛すぎるので10個だけ愚痴ります

こんにちは

 

StockSun 代表の株本です。

最近経営者の方から、よく業務委託経営について聞かれます。

 

本日は

・社員0で会社を拡大した際のデメリット

を書いていこうと思います。

 

よほど特殊な業界でない限り、

社員0人で年商10億近くの会社は存在しないと思いますので

僕が社員0人経営の第一人者ぶって語ってみます。

 

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

1.経理が大変

とにかく請求書の量が半端ないです。

 

支払いが全て請求書によって管理されていて、メンバーへの報酬も毎月変動するため、1か月の内、最も多い業務が経理関連です。

 

源泉徴収や支払い漏れが起きないように管理する事にだいぶ工数を使います。

これは、結構切実に大変な事であることが分かりました。

 

2.自己管理できてないメンバーが心配になる

フリーランスはみな、確定申告や税金の支払いから、健康診断まで、会社員時代は会社が用意していたものを全て自分でやらないといけません。

勿論、私はそれを外注などお金で解決して進めていますが、ずぼらなフリーランスは、それを自分で出来なかったりします。

別に自己責任、と切り捨てればそれまでなのですが、長く一緒に働いていると、

ちゃんとやれよ!

 

って思うようになり、そこに強制力を持てないことが逆にもどかしくなったりします。

 

3.さみしい

オフィスが無く、完全リモートで働いています。

業務進行においては全く持って問題ありません。

 

が、、、とはいえ、アクセスが大幅に伸びた時、大型の仕事が決まった時、など、その場にいるメンバーとハイタッチして狂喜乱舞したくなる瞬間はあります。

 

そんな時、今は部屋で一人でこっそりガッツポーズするだけです。

それはなかなか寂しかったりします。

 

4.社員何人いるんですか?って聞いてくる地方のおばさんの対応

めっちゃ些細な話なんですが、おばさんに限らず

『社長やってるの?立派ね~、社員さんとかたくさんいるの?』

って聞かれた時の説明がやや面倒くさいです。

まあ、0人です、って答えるとそれはそれで心配されるので、50人くらいって答えてます。その時は罪悪感あります。

 

5.『クライアントと直接取引されないの?』『飛ばれたりしないの?』の対応

この質問も、すごく多くて面倒くさいです。

結論、僕は過去、1度も無いです。

あとこのリスクは、『正社員経営と変わらない』が答えです。

僕的には、飲食店に『食い逃げされないの?』って聞くようなものというか、そもそも悪意を持たれた瞬間に正社員経営だろうがフリーランス経営だろうが、悪意を元にした攻撃は防げないので、やる事は1つで、『透明性を持ち、誠実に経営を行えばそれは防げる』と思います。

 

6.お金の使い道に困る

本来の会社であれば、

・社員の給料を上げる

・オフィスを豪華にする

・サービスに投下する

などなど、お金なんていくらあっても使い道がたくさんあるはずなんですが、僕はどれもありません。

月1000万円稼げてたら、1日30万円使わないといけない!とか考えてた時期がありましたが、もう無理です。諦めました。

半年前くらいから、お金を頑張って使う事をやめました。

今日も昼も夜もウーバーイーツ(出前)です。本日使った金額3,000円くらい。

 

7.評価制度が設計できない

いきなりまじめなやつになっちゃいますが、これも結構大きな問題かもしれません。

要は、

・売上粗利連動型

の報酬で稼ぐタイプの人と

経理や中間管理職

などの直接数字にかかわりにくいタイプの人がいて、

>・経理や中間管理職

こちらの人の報酬をアップするタイミング、むずくね?

 

っていう話です。これ、エンジニア派遣のSESとかでもあるある問題だと思います。

定性評価を元に給与が上がっていくのが正社員経営ですが、フリーランスだと、あくまでアウトプット量や質に応じて報酬が決まるので、

報酬アップ=SSの利益減

という構造になります。

特に長期間のプロジェクトにアサインされたディレクターの場合、

プロジェクトベースで決めるしかなくなるため、設計がむずいです。

 

くそマニアックな経営の話になってますね、すみません。

 

8.一緒にいる時に、『社長と社員』という見られ方をした場合に気まずい

僕が気にしすぎなのかもしれませんが

SSとフリーランスはあくまで取引関係であり、雇用を保証していません。

そのため、皆といる時に私が社長ヅラをするのはちゃんちゃらおかしな話なんです。

 

もしそのフリーランスが急に案件0になって稼ぎが無くなったとしても僕が給料を保証するのであれば、多少は偉ぶってもいいかもしれませんが、僕は保証していません。

 

そういう意味では、社長と社員というより、クライアントと業者の関係値に近いので、外から『社長と社員』的な見られ方をした場合、非常にむずむずして、皆に申し訳ない気持ちになります。

 

あくまでも対等の関係であり、フリーランスも客や営業パートナーを選べる立場です。

 

伊勢丹の社長はグッチの社長より上では無いですよね。

そんな感じなのかな。

 

あとはなんていうんだろう、彼女見込みの人と、まだ付き合ってない時に、『そこ付き合ってるの?』って話しかけてくる空気読めない人いるじゃないですか。そういうのやめて、みたいな感じです。

妄想だけど。

 

9.社員0なんて危ない!って言ってくる、チンカスおじさんがいまだにいる

はい、銀行とやり取りしてる時に1つだけそういうところありましたね、だからてめーんところは落ち目なんだよ、カス

 

10.将来が不安になる

リスクもない、ストレスもない、ライバルもいない。

 

お金も時間も余ってきた。

 

このままあと数年したら、自分は、どうなってしまうんだろう。

 

めちゃくちゃだらけた人間になってしまうのではないだろうか

 

と不安になります。

 

何かしらの負荷や、目標は大事なのかもしれません。

 

お金と時間を追い求めた結果、そこにはすぐたどり着けましたが

そこから先が本当の人生なのかもしれないなあ、

 

と思ったので、ブログ書いてみました。

 

しんみりした終わり方ですみません。

 

本日はここら辺で。